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殺伐に忙殺される、三十路ボンバイエ!

育児と仕事に追われる、効率化オタク。ボンバイエ =「やっちまえ!」。割と真面目に日常の問題について本気出して考えてます。

「あれ?同期されてない...」iPhoneでのObsidian+Remotely Save設定の盲点と対処法

iPhoneでObsidianの同期プラグインRemotely Saveで詰まったところ解決策

はじめに

Obsidianって素晴らしいノートアプリだけど、複数デバイス間での同期が意外と曲者ですよね。特にiPhoneユーザーにとって、Remotely Saveプラグインは救世主的存在。Remotely SaveのおかげでIphoneMacが連携できるようになったの備忘録残しておきます

目次

  1. Remotely Saveとは?基本のおさらい
  2. 最も重要なポイント:ボルト名を合わせる
  3. 移行時の隠しファイルの扱い方
  4. 同期タイミングの適切な設定方法
  5. よくあるトラブルと解決策
  6. まとめ

Remotely Saveとは?基本のおさらい

Remotely Saveはobsidianの公式同期サービスではなく、サードパーティ製のプラグインです。S3互換のストレージやDropbox、OneDriveなど様々なクラウドストレージと連携して、異なるデバイス間でノートを同期できます。

プラグインの基本的な仕組みは、ローカルのファイル変更を検知し、クラウドストレージにアップロードすることで同期を実現しています。しかし、この「変更の検知」や「同期のタイミング」が設定によって大きく変わるんです。

主な特徴:

  • 複数のクラウドサービスに対応
  • エンドツーエンドの暗号化サポート
  • カスタマイズ可能な同期設定
  • iPhoneを含むマルチデバイスでの利用が可能

最も重要なポイント:Vault名を合わせる

iPhoneでRemotely Saveを使う際に最も詰まりやすいのが「ボルト名の不一致」です。調べた感じこれが同期の大部分のトラブルの原因になっています。

なぜボルト名が重要なのか?

Obsidianでは、ボルト(Vault)と呼ばれるフォルダがノートの保存場所になります。Remotely Saveはこのボルト名をもとに同期先を判断するため、デバイス間でボルト名が異なると同期がうまくいきません。

実際の設定確認方法

iPhoneのObsidianアプリでボルト名を確認するには: 1. アプリを起動し、左上の「≡」メニューをタップ 2. 「設定」を選択 3. 「アプリについて」を選択すると現在のボルト名が表示されます

もし名前が異なる場合は、新しいボルトを正しい名前で作成し、コンテンツを移行するのが確実です。 私はiphone側でVaults名を決めてPC側を同フォルダへ入れました

移行時の隠しファイルの扱い方

ボルトを新しく作り直したり、フォルダを移行したりする際に見落としがちなのが「隠しファイル」の存在です。これらのファイルにはプラグインの設定情報が含まれているため、同期設定を引き継ぎたい場合は必ず一緒に移行しましょう。

重要な隠しファイル

特に重要なのは .obsidian フォルダです。このフォルダには:

などが保存されています。

移行手順

  1. PCでボルトフォルダを開く
  2. 表示設定で「隠しファイルを表示」をオンにする
    • Windows: フォルダオプションから「隠しファイルを表示」をチェック
    • Mac: Finder上で Command + Shift + . で隠しファイルの表示切替
  3. .obsidian フォルダを見つけて、新しいボルトフォルダにコピー
  4. その他の . で始まるファイルもすべてコピー

注意点: iPhoneから直接隠しファイルを操作するのは難しいので、PC上で作業し、その後同期するのがおすすめです。

同期タイミングの適切な設定方法

Remotely Saveで最もユーザーを悩ませるのが「同期のタイミング」です。デフォルト設定のままだと、更新が反映されないことがよくあります。

自分もこれを設定するのを忘れていて、同期されないなぁと思ってました。

同期タイミングの種類

Remotely Saveには主に以下の同期タイミングがあります:

  1. ファイル変更時: ファイルが保存されるたびに同期
  2. 定期的: 設定した時間間隔で自動同期
  3. アプリ起動時: Obsidianを開いたときに同期
  4. 手動: ユーザーが手動で同期ボタンを押したときのみ同期

おすすめの設定

iPhoneで最も安定する設定は以下の通りです:

  1. Remotely Saveの設定画面を開く
  2. 「同期の頻度」を「手動と自動の両方」に設定
  3. 「自動同期の間隔」を短め(1分)に設定
  4. 「起動時に同期(1秒)」をオンにする
  5. 「ファイル変更時に同期」もオンにするとなお良い

設定画面イメージ

実際の設定手順: 1. Obsidianを開き、左下の歯車アイコンをタップして設定を開く 2. 「プラグイン」→「Remotely Save」→「設定」と進む 3. 「Sync Configurations」セクションで上記の項目を設定

重要: iPhoneはバックグラウンド処理に制限があるため、アプリを閉じる前に手動で同期ボタンを押す習慣をつけるとトラブルが減るようです。

よくあるトラブルと解決策

1. 同期が全く行われない

考えられる原因と解決策:

  • ストレージ接続の問題: Remotely Saveの設定画面で「接続テスト」を実行
  • 認証情報の期限切れ: クラウドサービスへの認証をやり直す
  • ネットワーク問題: WiFiに接続し直す、または別のネットワークを試す

2. 一部のファイルだけ同期されない

  • 考えられる原因と解決策:
  • ファイル名の問題: 特殊文字や絵文字を含むファイル名を変更する
  • ファイルサイズ: 大きなファイル(特に添付ファイル)がある場合、分割するか別の方法で共有
  • 同期フィルター: 除外設定を確認し、必要なフォルダが除外されていないか確認

3. 競合が頻繁に発生する

競合(conflict)は、異なるデバイスで同じファイルを編集した場合に発生します。

解決策:

  • 編集前に必ず同期を実行する習慣をつける
  • 同一ファイルを複数デバイスで同時に編集しない
  • 競合が発生した場合は、両方のバージョンを開いて内容を確認し、手動でマージする

4. 同期が遅い

改善策:

  • 同期するファイル数を減らす(不要なファイルを除外設定に追加)
  • 添付ファイルのサイズや数を最適化する
  • より高速なネットワークに接続する

まとめ

iPhoneでObsidianのRemotely Saveプラグインを使いこなすには、次の3つのポイントが鍵となります:

  1. ボルト名の一致: 全デバイスで完全に同じボルト名を使用する
  2. 隠しファイルの移行: 設定を引き継ぐには.obsidianフォルダなどの隠しファイルも移行する
  3. 同期タイミングの設定: 適切な同期頻度を設定し、アプリ終了前には手動で同期する習慣をつける

これらのポイントを押さえれば、iPhoneでもスムーズにObsidianのノートを同期できるようになります。Obsidianは素晴らしいツールなので、同期の問題を乗り越えて、アイデアやノートをシームレスに管理していきましょう!

皆さんのObsidian生活がさらに充実することを願っています。何か質問があれば、コメント欄でお待ちしています!

参考リンク