概要
AdobeのCloud関係で自分が思った動作をしなかった。 原因は、AdobeのクラウドはCreativeCloudのみだと思っていたこと。文書関係はDocumentCloud(ADOBE CLOUD STORAGE)というものが存在し、この両者は明確に権限として区切られている。
DocumentCloudはブラウザ経由のUIしか提供していないため、クライアント側のPCでフォルダを自由気ままに動かすことはできない。
容量は100GBで共通
背景:Adobeのクラウド活用
現在、Adobeのコンプリートプランを使っている。最近改めて、お金を払ってるのだから元を取ろうと思ってとくにクラウド周りについて調べた。
特にクラウドに関しては、100GBも用意されているのでこれを用いない手はないと思って、CreativeCloudに色んなファイルを詰め込んだ。
- 何 GB まで使用できますか? ファイルストレージの容量は契約内容により異なります。基本容量は、Creative Cloud 通常メンバーシップのコンプリートプランおよび単体プラン版の場合は 100 GB。ファイルストレージと容量(Creative Cloud)
特にPDFが積読されてくすぶっていたのでこの機に一元管理+本を消費しようと思いCreativeCloudへ保存した。
問題というか思い違い
PDFを当然管理・編集するならAdobe Acrobat Proの出番なわけで意気揚々と開いてみた。
てっきり自分のファイルという部分にCreativeCloudで保存したPDFファイルが保管されていると思ったが、一切なかった。
※画像のPdfフォルダは自分が作った後付けフォルダなので一切関係ありません。
ローカルストレージとしてCreativeCloudは認識しているので、2.ローカルストレージからは当然アクセスすることができる。
PC関連では、アプリとしてはローカルにアクセスしながら、フォルダ側が同期されるのでいいかと思っていた。が、iPhoneが加わってくると問題が起きる。
iPhone側ではCreativeCloudはクラウドとして認識しない。
残念ながら、iPhoneでは、他のクラウド関連と同期は充実しているが、CreativeCloudを見ることはできない。
調査を続けていくとCreativeCloudとDocumentCloudがあるのが分かった。
iPhoneでは(AcrobatProDCでは)Document Cloudというもので文書を同期している。同様にPCも。
ざっくりとした認識だが。以下の図のようなイメージ。
サポートへの問い合わせ
下記を聞いた時のサポート側の回答
- AcrobatからCreativeCloudへアクセスしたい
→DocumentCloudがデフォルトなので、ローカル経由
- DocumentCloudをWindowsのFileExprolerでアクセスしたい
→ブラウザからしか無理だよとのこと
対応
- CreativeCloudへはGoogleDriveのように簡易に、PDFをドラッグアンドドロップで同期させることは可能。
- Acrobat系のアプリからアクセスする際は、クラウド経由のアクセスは不可能(iPhoneやiPadでいったん何らかのアプリかファイルで受ける必要あり)。
- 他のクラウド関連と相性は良さそうなので、Adobeが持っているクラウドにこだわらなくてもいいかもしれない。
- DocumentCloudにもメリットはあって、電子印関連の承認系フローがついていたりする。
以上